崖っぷちオヤジの日本経済・政治の深読み裏読み

アクセスカウンタ

zoom RSS 第2話その6 国民を欺き、破滅に導く政府よ永遠なれ!

<<   作成日時 : 2007/03/10 04:02   >>

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 2 / コメント 0

いよいよ結論に近づいてきました。その前に、政府の失政のせいで、一般個人がバブルでどれだけ傷ついたか・・・・、そしてこれら個人に対してはどんな救済策が講じられたのか?について考えてみたいと思います。

預金金利収入50兆円を召し上げられただけでなく、バブル期に家を購入した個人も同様に土地価格の下落により含み損失を抱えることになりました。資産の価格は半分以下になったのに、借金(住宅ローン)はまるまる残っているわけです。自己破産でもしない限り、銀行は借金を免除してくれません。大多数の人は、無価値となった資産の借金をセッセ・セッセと返済しているのです。「ああ無情!」とはこのことです。

かく言う私もバブル期にマンション買った人間の一人です。正直な話、1991年に6,500万円で買ったマンションが、退職時に売却したのですが、売却額は2,000万円。購入時の半分以下です。そして4,500万円が損失として残りました。これがバブル崩壊の実態です。この損失(住宅ローン)の処理(返済)に本当に苦労しました。

実際にバブル期における個人の住宅取得の状況はどういうものだったのでしょうか?

国土交通省(当時は建設省)による平成9年度(1997年度)の住宅着工戸数を見てみますと、持ち家45万戸、分譲35万戸(うちマンション21万戸)、計80万戸の住宅が建設されています。毎年80万人の個人が自宅を購入したとして、バブル崩壊により平均2,000万円の損失を被ったと仮定しますと、1年間で16兆円。1985年の発生から1991年の崩壊開始に至る6年間をバブル期と考えますと、合計で約100兆円の損失が発生したことになるのです。

よくよく考えてみてください。これら個人の大部分は不動産投機によって大儲けしようとして家を買ったわけではありません。これまで連綿と各世代が行なってきた自分の家を持つというささやかな夢を同じように実現させただけです。運が悪いといいますか、巡り合わせが悪いといいますか、何とも言いようがないのですが、とにかく時期が悪く、各個人には何の非もないのに、これだけ痛めつけられたのです。

しかし、バブル崩壊最大の犠牲者であるこれら個人に対しては、政府は何ひとつ救済策を講じていません。これが小泉政治の実態です。これだけ見ても銀行優遇・企業重視・国民軽視・・・・。という構図が浮かび上がってきませんか?

これは郵政民営化やその他の施策を見ても共通の構図です。ここに小泉政治の本質が見てとれますが、それはまた別の話題にしたいと思います。


話をもう一度戻します。バブルによって傷ついたのは全ての経済主体でした。それは個人(家計部門)であり、企業部門(銀行を含む)であり、政府部門であり、地方自治体部門全てに降りかかった災厄でした。愚かな政治的判断を行なった政府部門自身とて例外ではありませんでした。

そもそもバブルとは、アメリカの「財政赤字」と「貿易赤字」といういわゆる「双子の赤字」を解決するために、先進5カ国で国際的な円高ドル安の協調体制を組み、各国がアメリカの経済再建に協力しようというプラザ合意からスタートしました。

我が国日本はアメリカに対して巨額の貿易黒字を有し、輸出が日本経済を支えていたのですが、この合意によって為替相場が急激に円高へと進み、輸出型企業は円高不況へと向かいます。今まで経済を牽引してきた輸出の落ち込みをカバーするために、政府は日本経済を内需中心型(内需拡大)へと切り替えるべく、低金利政策・金融緩和政策をとりました。

その結果、市場には膨大なマネーが溢れたのですが、企業部門は円高不況で資金需要は弱く、行き場を失ったこの膨大なマネーが株式市場や不動産市場に流れ込んでいきました。これがバブル発生の経緯です。

いわば政府の政策によってそうなるように誘導されたものなのです。ですから「内需拡大」のお題目のもと、国も年金資金や雇用保険料をリゾート施設に大量に注ぎこんだり、地方自治体に対しても補助金をつけて、箱モノ施設の建設を促進したのです。

しかし自治体にとっては事業資金が全額補助金とはならなかったため、残る資金を借り入れで賄う形となりました。言ってみれば、国が自治体に借金をさせたのです。

そしてこれまた政府の強引な政策誘導によってバブルははじけました。(これには深い事情がありそうです。その辺の裏読みはまた別の話題で・・・・)

年金保険料や雇用保険料で作られた施設は、ほとんどゼロに近い値段で売却され、本来の年金や雇用保険に充てるべき巨額の資金が消滅しました。しかしこれらの部門には継続的な保険料収入が入ってきます。そこで国(政府)はこのような巨額の資金損失を見て見ぬふりをし、少子高齢化という別の理由をいいことに、年金制度の目先の改革という形でバブルの損失分をうやむやに隠し、闇に葬ってしまいました。

では地方自治体はどうなったか?と言うと、国(政府)のようなおいしい収入源はありません。したがって個人同様にモロに損失を蒙る形となったのです。このような地方自治体に対する国の政策はどうだったでしょうか?

 国は地方自治体に対しても何らの救済策をとりませんでした。今問題となっている夕張市も、国との連携によって箱モノ事業を推進し、借金を積み重ねていったのです。それが見てください!。国は自らの責任など全く無かったのように振る舞い、それどころか、あたかも夕張市だけが悪いというような視線で遠くから冷たく見ているだけです。

これは夕張市だけでなく、どこの地方自治体も実は似たり寄ったりなのです。元をただせば全て政府(国)のリードで不必要な箱モノを作らされ、借金を背負わされ、ヤバクなったら国は素知らぬ顔・・・・。国民や地方がどんどん疲弊し、苦しくなっていくのは当然の成り行きです。これがこの国の実体です。

当時の政府関係者(閣僚)、国会議員、高級官僚で誰かひとりでもこの失政の責任をとった人物がいるでしょうか?誰ひとりいません。皆のうのうと議員を続け、高級官僚たちは天下りで丸儲け・・・・。もう何も言うべき言葉がありません。

話をまとめましょう。「わが国の経済的低迷の根本原因は銀行の不良債権問題にあり、その不良債権を処理し、この好況に導いたのがわが小泉内閣である。」という小泉前総理の言葉は全くデタラメで、

その真相は、

その不良債権を処理したのは、預金金利をゼロにして国民にわたるべきカネ50兆円を掠め取ったわが小泉内閣であり、この好況に導いたのは、アメリカと中国の好景気に伴う輸出産業の復活であり、小泉内閣が余計なことを何もしなかったのが良かったのである・・・・。」ということだったのです。

なんと政治というものは欺瞞に満ちたものでしょう。政治家とは、「その口から、顔色ひとつ変えず、自分に都合の良い嘘を吐き出すことのできる才能と感覚をもった、特殊な人間である。」ということが良く分かります。今の政治家たちに日本という国を託さざるを得ない深い失望・・・・、これだけ痛めつけられても、その正体を見抜けず、今の政治家をリーダーとして望む国民に対する深い嘆き・・・・。
今の私に残っているのはそれだけです。

できることならこんな政治を変えませんか?  こんな政治家どもは全部追放しませんか?  自民党がどうとか、民主党がどうとか、共産党がどうとかということではありません。とにかく自分の利益のためではなく、国民のために誠実に仕事をしてくれる人物にこそ政治を委ねたいものです。国民に嘘をつかず、欺くことのない人物に政治をお願いしたいものです。そう思いませんか?

以上をもって、この話題を一端おしまいにします。

お付き合いありがとうございました。



第2話その6 了

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
驚いた
面白い

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
目次
第1話 はじめまして崖っぷちオヤジです<ご挨拶> ...続きを見る
崖っぷちオヤジの日本経済・政治の深読み裏...
2007/03/10 04:04
松岡大臣を太田総理ならどうする!
またまた大臣の・・・・ ...続きを見る
hellow|夢の扉|ゆめのとびら
2007/03/10 10:14

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
第2話その6 国民を欺き、破滅に導く政府よ永遠なれ! 崖っぷちオヤジの日本経済・政治の深読み裏読み/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる